老猫との過ごし方
皆さんの家族に老猫っていますか?
今までに老猫を飼った事がありますか?
何を隠そう、福ねこミューは老猫を家族に持ったことがありません。...って言うか、福ねこミューが子供の頃には飼っていたのですが、世話をした記憶が無いので飼ったことが無いのと同じレベルなんですね~!
そこで、いずれはチビ&トラも歳をとっていく事だし、今のうちからお勉強のつもりでこのページを作ろうと思い調べまくりました。
さてさて、いったい
何歳から老猫って言うの?
色々なメーカーさんのエサの表示を見ると、よく「7歳以上のシニア用」なんて書いてありますよね。因みに「シニア」って「年長者」とか「上級者」ってことのようで、歳のとった者って意味ですね。
んじゃ!7歳から老猫予備軍?猫の7歳って言ったら、人間で言うと42~44歳くらいです(詳しくはこちら『
猫の年齢?』)。一番の働き盛りってところなのに高齢者の予備軍?
「老猫」の定義はないようですが、
大体10歳くらいを目安にしているようです。
早ければ、8歳くらいから老化が見られるようです...
はっきりした老化現象が見られるのは、寿命の2年くらい前からと言う説もありました。
でも、「歳」はあくまでも目安で、日頃の観察で老化現象を見抜き老猫を判断するのが一番良いようです。
☆猫の老化現象
- 毛づやが悪くなってくる。
- 目の輝きも失せ、目ヤニや鼻汁を出すようになる。
- ひげや口唇の近くに白い毛が混じり始める。
- ジャンプ力が衰える。
- 体の柔軟性がなくなり、毛づくろいが困難になる。
- 背がすっきりと伸びなくなり、丸めていることがおおくなり。
- 普段の生活リズムが変わる(動作が鈍くなる。1日の大半を寝て過ごす。)
- ボケ
☆糞尿を漏らしてしまう。
☆家がわからなくなり、うろうろと迷っている。
☆食が細い猫が、急に食欲旺盛になる。
※実体験から追加します
- 爪とぎをあまりしなくなる。
- 爪が出たままになる。
- 口臭がきつくなった。
- 口の周りに食べかすが付くようになった。
実は家のチビ&トラも、現在(2019/4)13歳8ヶ月になってしまいました。月日が経つのは早いもので完全に老猫です。
少し前からチビ(♀猫)の方が、爪を隠す筋力が弱ってきたのか後ろ足の爪が出たままになっています。爪も透明感がなくなり厚くなったように見えます。
フローリングの床を歩くとカチカチ音がするので歩いて来たのが良くわかります。老化現象ですね。
これからはよーく見て行かなければいけません。
☆老猫との過ごし方
■消化の良い食事に変えます
白身魚やささみなどを与えるようにし、脂肪分の多いものや油っこいものは避けるようにした方が良いようです。それと、老猫用のフードも色々と売っていますが、同じ物ばかりでなく飽きさせない工夫をすると良いと思います。また、ドライフードも水やミルクに浸して柔らかくしてから与えると消化も良いようです。
■体にかかる負担を軽減します
休む場所、睡眠場所が高い位置にあったなら、低い位置に変えてあげるとか、トイレの段差を少なくしてあげるとか、エサ皿を少しだけ高い位置にしてあげるなど、
出来るだけ体にかかる負担を少なくしてあげましょう!
また、睡眠場所には柔らかい毛布を敷くとか、日常通る場所に危険なものはおかないなどの心遣いも大切ですね。
■ストレスを与えないようにします
引越し(新しい環境)なんて以ての外ですが、老猫の遊び仲間をと思って、新しく子猫を飼うのはやめましょう...逆に余計なストレスを溜め込んでしまいます。
もし、たくさんの猫と暮らしている環境であれば、他の猫と分けてやることも必要でしょう!
■お手入れ(ケア)
老猫は、あまりグルーミングをしなくなるので体が汚れがちです。目ヤニや鼻汁が出ていたらガーゼをちょっと湿らせて拭いてあげるようにしましょう!
また、抵抗力の衰えた老猫にとって、水を使うシャンプーは風邪のもとになるので極力避けましょう。ドライシャンプーや蒸しタオルなどで体を拭いてあげる程度にしましょう。
また、
毎日のブラッシングを心がけましょう!
■定期的に健康診断を!
人間同様、歳をとると抵抗力が落ちてきて病気(伝染病などなど)にかかりやすくなります...
予防接種は必ず受けたほうが良いようです!
また、年1~2回の定期健康診断を受けたほうが病気の早期発見にもつながりますのでお勧めします。
☆老猫のかかりやすい病気
- 伝染病
(3種混合ワクチンで予防できます...猫の病気については、こちら『知っておきたい猫の病気』)
- 子宮蓄膿症
(避妊手術を受けていればこの病気の心配はありません)
- 慢性の腎不全
(最初に気づく症状は、多尿、夜尿、口臭、口内炎などです)
- 便秘
(1週間以上も便が溜まり「巨大結腸症」になってしまうと手術が必要となります)
- 目の病気
(白内障など)
※常に良く観察することが第一です!