ミューの生立ち

『福ねこミューの猫と趣味とおこづかい』にご訪問いただき大変ありがとうございます。当サイトは、猫との快適な暮らしに役立つ猫好き必見の情報サイトです。

[HOME] > うちのにゃんたち > ミューの生立ち

波乱万丈 ~捨て猫だったミューの生立ち~

2001年9月、いつものようにママが生ゴミを出しに行きました。
ゴミステーションに生ゴミを置いたとき、かぼそい声でニャ~と鳴いたそうです。ゴミをどけると、そこには手のひらサイズで、やっと目が開いたばかりの子猫が捨てられていたそうです。それがミューとの出会いでした。何でまた、ゴミ置き場に...

かわいそうに思ったママは、エプロンのポッケに入れ家に連れてきました。
ぐったりとして起き上がろうともしないほど衰弱しています。
すぐお医者さんに連れて行ったところ、「生きれるかどうか、わからん」と言われたそうです。
暖を取るために小さな箱にタオルを敷き、ホッカイロを入れ、またタオルを敷きその上に寝かせておきました。


お願いだから生きて! ....ここからが大変な日々です。

猫用ミルクと哺乳瓶を買ってきて飲ませようとしても飲んでくれません!
いくらやってもだめなので、スポイトで口の中に入れてやっても、すぐ出してしまいます。
昼夜3時間おきに飲まないミルクを与え、ホッカイロも冷たくなったら取り替える事をやり続けました。


2日後の事です。家族の願いが届いたのでしょうか!舌を出し、1敵、2敵とミルクを飲んでくれました。最初のころは、2~3敵が限界です。飲んだらすぐ寝てしまいます。昼夜、眠い目をこすりながらも3時間おきに飲ませ続けました。拾って来てから4日目ぐらいでしょうか、ミルクを飲む量も多くなり自分の力で箱から出る程に元気になってくれました。ニャ~ニャ~と良く鳴くようにもなりました。

...もう大丈夫!

と、思いきや今度はウンチが出せない! 普通であれば、お母さん猫がお尻を舐めて刺激し、オシッコとウンチを出してくれるのですが、家にはお母さん猫がいません。そこで、ティッシュを軽く丸め、チンチンと肛門を刺激してやります。そうすると、チョロチョロチョロとオシッコが出始めました。また、ニュルニュルと緑がかったウンチが出ました。

...これで一安心

それからは、哺乳瓶も上手に使い、おねだりするほど飲んでくれます。
しかし、オシッコとウンチはティッシュで刺激してあげないと出せません。

こんな生活を1週間もしていたら、今度は下痢です。子猫の下痢は死を意味します。
ミルクの量も少し減らし、まだ暖房器具を使う季節でもないのにコタツを出し、24時間コタツの中で暖を取らせました。我が家の子供たち(当時3才と6才)も心配そうに見守っています。翌日にはどうにか回復してくれました。



今日はお風呂です。洗面器にぬるま湯を張り、体を入れてやりました。
すーいすーい小さな虫が泳いでいます...1匹、2匹・・・5匹、6匹
ゲッゲッ!ノミです。小さなミューの体からノミが6匹も出てきました。このときは猫用シャンプーなんて無いのでお湯荒いだけで済ませ、早めに体を拭いてやりました。

リビング(そんな格好のいいものではありません..俗に言う茶の間です)で一家団欒くつろいでいると、また1匹ノミが出てきました。憎きノミめ!なんて潰してはいけません。ノミのお腹に卵がある可能性が大です。潰したとたんに卵が散乱し、ノミの赤ちゃんがウジャウジャと...
ガムテープなんかに優しくくっつけます。その後で、このやろう!とばかりに潰しましょう。

拾われてきてから2週間くらい後に家族会議にかけ、家で飼うことにしました。

「ミュー」と命名! これから家族の一員です。

誕生日は拾ってきた9月18日としました。(本当の誕生日は、多分この5~6日くらい前だと思いますが)

波乱万丈 ~捨て猫だったミューの生立ち~まだまだ続きます。
 →『ミューの生立ちPart2